ベトナムの人口について(2016年上半期)
ベトナム保健省人口・家族計画化総局は7月5日(火)に開催された世界人口デー(7月11日)に関する公式会見で、7月1日時点の全国人口が推定で9170万人に達していることを明言した。
上記の現状を踏まえるとベトナムの人口は、アジア地域で8番目に位置する。
2016年 上半期における全国の出生数は前年同期に比べ+9.9%増加。
2015年までの人口増加率は+1.0%で、政府は目標数値を達成している。合計特殊出生率(1人の女性が一生に産む子供の平均の人数)は1960年の6.39人から2012年に2.05人へと低下し、東南アジア地域でシンガポールの1.3人、タイとブルネイの1.6人に次いでいる。
しかし、ベトナムの人口密度は世界の5.2倍、アジア太平洋地域の2倍、東南アジア地域の2倍となっている。
重ねて、同局の最新の統計によると、全国における現在の男女出生比率は女児100人に対し男児112.8人と大きく偏っている。
国際連合人口基金(United Nations Population Fund=UNFPA)によると、今後も男女不均衡の拡大が改善されなければ、2050年には230万~430万人のベトナム人男性が「売れ残る」との予測がある。
引用:ベトジョー