2017年6月23日
出入国時の外貨所持の税関検査を強化
ベトナム出入国時の外貨持ち込み及び外貨持ち出しに関するベトナムの法規では、出入国時に米ドル5,000USD(約55万円)以上または同額相当以上の外貨、ベトナムドン1,500万VND(約74,000円)以上のいずれかを所持している場合、税関申告しなければならないと規定している。
この度、財政省傘下の税関総局は、ブー・ドゥック・ダム副首相の指示の元、旅行などの分野における外貨管理を効率化すべく、各地方の税関局へ公文書にてベトナム入国時の外貨持ち込みおよび出国時の外貨持ち出しに対する検査を強化することにした。
今回の検査強化には、陸路(東北部地方クアンニン省など)を中心に国境検問所を通じて、ベトナムに入国する中国人観光客の数が急増し、中国人観光客向けの違法なツアー催行や商品販売が横行している背景が影響を及ぼしている。
副首相は、財政省および税関総局、中央銀行に対して、各地方当局と協力して国内の旅行会社と海外の取引先との代金決済活動や、観光客向けスポットにおける商品・サービスの決済活動を監視・検査するよう指導を行った。
今後 ベトナムを訪れる際にはこれまで以上に留意を要することになりそうだ。
引用:べトジョー